スマスロ禁書目録2、勝った日の差枚は+2,682枚で全体平均の1.9倍―記録数は導入6週で46.8%減

新台は導入直後がいちばん稼働する、というのはよく言われる話です。ただ、その後の落ち方までは機種ごとに差があるはず。そこでスマスロ とある魔術の禁書目録2を含む、直近半年以内に導入された新台6機種の実戦記録を「導入からの経過週」で揃えて集計してみたところ、禁書目録2は6週間で記録数が46.8%減という、6機種の中でも際立った下落を見せていました。その一方で、勝った日の平均差枚は+2,682枚と全パチスロ平均の1.9倍で、稼働は落ちても当てたときの伸びはむしろ平均以上という対照的な姿が見えてきました。稼働の落ち方と一撃の大きさ、この2つの数字を詳しく見ていきます。

この記事の結論

・「スマスロ とある魔術の禁書目録2」勝った日の平均差枚は+2,682枚。全パチスロ平均(同期間)の1.9倍

・負けた日の平均差枚は-1,508枚で、全体平均の1.67倍。勝ち負けとも振れ幅が大きい「荒波」型。

・記録数は導入からの6週間で46.8%減。同時期導入の新台6機種の中で、下落幅は2番目の大きさ。


稼働ペースは導入6週で46.8%減、新台6機種の中でも際立つ下落

まず、各機種の「導入からの経過週」ごとの記録数を並べてみると、はっきりとした差が見えてきます。なお、こちらはカレンダーの週ではなく各機種の導入日を起点に揃えています。

導入後6週間の記録数推移を比較。1位「スマスロ やじきた道中記参る!」は210件→106件で維持率50.5%、2位「スマスロ とある魔術の禁書目録2」は359件→191件で53.2%。以下、「Lパチスロ 炎炎ノ消防隊2」などが続く。

新台6機種の導入1〜6週目の記録数推移を比較。「スマスロ とある魔術の禁書目録2」は1週目359件から6週目191件で維持率53.2%、「スマスロ やじきた道中記参る!」は210件から106件で50.5%となった。

最も下落が大きかったのはスマスロやじきた道中記参る!で、6週間で記録数が半分以下(50.5%)まで減っています。主役の禁書目録2もこれに次ぐ53.2%で、初速から半分近くまで記録数が落ちています。同日導入のこの2機種だけがここまで大きく下落しており、他の4機種は8割前後を維持しています。3番目に下落が大きかった炎炎ノ消防隊2でも81.2%残っており、禁書目録2やじきたとの差は歴然です。記録数の減り方だけを見ると、禁書目録2はやや厳しい船出だったと言えそうです。

(※新台導入直後のデータについては、導入初日からの回収率を検証した記事もあるので、あわせてご覧ください。)

なぜこうなるのか

なぜ禁書目録2やじきた道中記参る!だけ、ここまで下落が大きいのでしょうか。禁書目録2は藤商事のゲーム数管理型AT機で、純増約4.0枚/G、設定6の機械割は113.3%と高水準です。ネット上の反応を見ると、「通常時が重く駆け抜けも多い」という苦行寄りの声がある一方、演出やポイント持ち越しシステムを評価する声もあり、評価は分かれています。それでもなな徹の人気機種ランキングでは上位につけており、注目度自体が落ちているわけではなさそうです。同日導入のやじきた道中記参る!も、約12年ぶりのシリーズ復活という企画性の強い新台で、往年のファン層を中心にした限定的な客層になりやすい構造は共通しています。人を選ぶタイプの台だからこそ、稼働ペースも含めて今後の数字は変わってくる可能性があります

一方で、この「収束の厳しさ」は、勝ったときの伸びの大きさと表裏一体でもあります。禁書目録2の勝った日を見ると、平均差枚は+2,682枚、中央値でも+2,000枚とプラス基調は崩れておらず、一部の大勝ちだけに引っ張られた数字ではありません。全パチスロ平均の勝った日の差枚は+1,400枚なので、その伸びは約1.9倍にあたります。負けた日の平均は-1,508枚、中央値は-1,200枚で、平均で比べると負け幅も全体平均(-903枚)の約1.67倍に増えていますが、勝ち幅の伸び(1.9倍)の方が上回っています。稼働の続きにくさと、当てたときの伸びの大きさ。禁書目録2の場合、この2つは同じ機種特性の裏表と見てよさそうです。

(※同じく差枚の振れ幅の大きさで知られる機種として、Lパチスロ革命機ヴァルヴレイヴ2の検証記事も出しているので、気になる方はそちらもご覧ください。)

この数字をどう捉えるべきか

この「爆発力」をどう読めばいいのでしょうか。まず注意したいのは、勝率自体は35.6%で全パチスロ平均の39.8%を下回っている点です。「勝ち幅が大きい台=勝ちやすい台」ではなく、勝つ頻度そのものは平均以下という前提は変わりません。

46.8%減という下落幅は、1日あたりの記録数で見ると1週目の平均51.3件から6週目には27.3件まで落ちた計算になります。また今回の集計は導入からまだ6週間、記録数1,911件時点の数字です。稼働ペース・勝ち幅とも、記録が積み上がるにつれて数字が動く余地はあります。現時点では、日常的な勝ちやすさより一撃の大きさにかける台、という捉え方が近そうです。

まとめ

スマスロ とある魔術の禁書目録2は、導入から6週間で記録数が46.8%減少し、同時期に導入された新台6機種の中でも稼働の落ち方が際立つ結果でした。それでも勝った日の伸び幅は全パチスロ平均の1.9倍で、当てたときの破壊力は健在です。

稼働のにぎわいという点では初速の勢いを維持できていませんが、一撃重視の荒波台としての魅力はデータの上でも裏付けられたと言えそうです。稼働の波と当たったときの伸びしろは、別の物差しで見る必要がありそうです。

当てたときの伸びがここまで平均を突き放しているとは思わなかった。

調査概要

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この記事を書いた人

金崎シン

JANBARI編集部員としてパチンコ・パチスロに関するデータを日々リサーチ。ユーザーの皆様に役立つ情報を分かりやすくお届けできるよう心掛けています。好きなものは海外サッカーと飲み歩き。

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