前回はカバネリ海門決戦の都道府県別勝率を取り上げました。今回は同じ機種を「導入からの記録数の推移」という切り口で見てみようと思います。
なな徹の人気機種ランキングでも上位に入っている台なので、体感的な人気の高さが数字にも表れているのか気になっていたところです。
対象は導入日(2026年3月2日)から90日間、実戦記録14,647件。直近2年で導入された新台64機種の「導入90日間」データとも突き合わせてみます。
結果、記録数は64機種中1位で中央値の4.6倍でした。稼働の落ち込み幅も、64機種の中ではかなり小さい部類に入っています。
この記事の結論
・「スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門決戦」の導入90日間の記録数は14,647件。直近2年で導入された新台64機種の中で最多、中央値(3,189件)の4.6倍。
・記録数が最も少なかった週でも、最も多かった週の64.9%を維持。64機種の中央値(41.9%)を23.0ポイント上回り、記録数の落ち込みが緩やかな部類に入るという結果。
・ただ、90日間ずっと記録数が右肩上がりだったわけではなく、ピークの2週目(1,338件)から13週目(868件)にかけて緩やかに減っていく動き自体は他の新台とも共通していた。
「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」の記録数14,647件は新台64機種の中央値の4.6倍
導入日から90日間の実戦記録の合計数を比較対象の64機種で並べてみます。

『スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門決戦』は導入90日間の記録数14,647件で64機種中1位。2位は『スマスロ 北斗の拳 転生の章2』14,146件、3位は『Lパチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ2』11,287件。64機種の中央値は3,189件。
1位はカバネリ海門決戦で14,647件でした。2位の「スマスロ 北斗の拳 転生の章2」(14,146件)とは501件差の僅差です。ただ3位の「Lパチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ2」(11,287件、関連記事: 「導入10ヶ月で見えた傾向」)以降とは3,000件以上の開きがあります。5位までの機種はいずれも記録数7,000件超で、記録数の多さそのものはヒットとある程度連動しているようです。その中でもカバネリ海門決戦は頭ひとつ抜けていると言えるでしょう。
稼働の維持率は64機種中9位、中央値を23ポイント上回る64.9%
「維持率」は、13週間のうち記録数が最も少なかった週を、最も多かった週で割った値です。数値が高いほど、稼働の落ち込みが小さいということになります。

『スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門決戦』の稼働維持率は64.9%で64機種中9位、90日計記録数は14,647件。64機種の維持率中央値41.9%を23.0ポイント上回った。
上位5機種はいずれも90日計2,000〜9,000件台の中規模機種でした。そんな中、記録数がひときわ多いカバネリ海門決戦が9位に入っているのが面白いところです。「記録数が多いのに落ち込みも小さい」という組み合わせは、この64機種の中でもあまり見かけません。
この数字をどう捉えるべきか
維持率64.9%は言い換えると、13週間のうち、一番少ない週でも一番多い週のおよそ3分の2は保てていたということです。
64機種の中央値は41.9%でした。多くの新台は、ピーク時の4割程度まで落ち込むのが普通のようです。それと比べると、カバネリ海門決戦の落ち込みはかなり緩やかだったと言えそうです。
この90日間の平均差枚は+21.4枚でしたが、中央値は-212.0枚でした。平均がプラスで中央値がマイナス、というのは少し引っかかる数字です。一部の大勝ち記録が平均を押し上げている可能性があります。「平均的にプラス収支の台」という意味ではない点には注意したいところです。
また、記録数の多さは設置台数や取り扱いホール数の多さも反映する数字です。1台あたりの人気の高さを直接示すわけではない、という点は割り引いて見る必要があります。なな徹の人気機種ランキングが示す体感的な人気の高さと、記録数・維持率という2つの指標は、方向性としては一致しているように見えます。ただ、両者の因果関係を証明するものではありません。あくまで「体感と矛盾しない結果だった」という前提で見ておきたいところですね。
まとめ
「スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門決戦」は導入90日間で記録14,647件でした。直近2年で導入された新台64機種の中で最も多い数字です。稼働の維持率も64機種中9位と、かなり踏みとどまった水準でした。なな徹の人気機種ランキングで見かける体感的な人気の高さは、記録数の量と稼働の維持率という2つの角度から見ても、データの上である程度裏付けられたと言えそうです。
正直、なな徹の人気機種ランキングでよく見かける台だなとは思っていたけど、記録数までここまで飛び抜けてるとは思わなかった。次は半年〜1年経ったタイミングでもう一度数字を見てみたい。
調査概要

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