「一撃の大きさ」で名高いミリオンゴッドシリーズの最新作、スマスロ ミリオンゴッド-神々の軌跡-(以下、ミリオンゴッド-神々の軌跡-)。人気の高さと「勝ちやすさ」は必ずしも一致しないのではないか、と感じたことはありませんか?そこで2026年に導入された新台のうち収支記録数が多い10機種と並べて集計してみました。
すると、ミリオンゴッド-神々の軌跡-(記録9,992件)の平均差枚は-74枚で、10機種中もっとも深いマイナスでした。ただし収支上位1%だけを見ると+9,758枚に達し、この振れ幅の大きさはソードアート・オンライン2(スマスロSAO2)に次ぐ規模です。
平均のマイナスと上位1%のプラス、この落差の内訳を詳しく見ていきます。
なおミリオンゴッド-神々の軌跡-の詳しい解析情報についてはなな徹の機種ページにてご確認ください。
この記事の結論
・ミリオンゴッド-神々の軌跡-の平均差枚は-74枚で、2026年新台記録数トップ10で最も深いマイナス。
・収支上位1%は+9,758枚。振れ幅の大きさはソードアート・オンライン2(スマスロSAO2)に次ぐ規模。
・勝率は35.12%で北斗の拳 転生の章2(37.02%)とほぼ同水準。差を生むのは勝率ではなく勝敗それぞれの振れ幅。
ミリオンゴッド-神々の軌跡-は記録数3位、平均差枚は10機種中もっとも深いマイナス

2026年導入台での記録数ランキング。1位は北斗の拳転生の章2 記録数32850、2位戦国乙女5 記録数10164、3位ミリオンゴッド 記録数9992という結果になっている。
このランキングは記録数(サンプルの多さ)の順で並べています。1位の北斗の拳 転生の章2は記録32,850件で他機種の3倍以上の規模があり、平均差枚も+144枚とプラス圏です。2位の戦国乙女5(記録10,164件)も+33枚とプラスで、記録数が多い機種は総じて平均もプラスに収まっています。
ところが3位に入ったミリオンゴッド-神々の軌跡-(記録9,992件)だけは-74枚と、10機種中もっとも深いマイナスでした。記録数では上位に入る人気ぶりを見せながら、平均差枚だけを見ると評価が逆転する形です。もう1機種マイナスだったのは8位のソードアート・オンラインⅡ(スマスロSAO2、-12枚)で、記録数の順位とは関係なく、この2機種だけがマイナス圏に沈んでいます。
なぜこうなるのか

ランキング1位の北斗の拳転生2とミリオンゴッドの主要指標比較。勝った回の平均差枚が転生+1707枚、ゴッドが+2316枚という結果になっている。
なぜミリオンゴッド-神々の軌跡-だけがここまで深いマイナスになるのでしょうか。手がかりは、勝率ではなく勝敗それぞれの振れ幅にあります。
1位の北斗の拳 転生の章2と比べると、勝率は37.02%対35.12%で、その差はわずか1.90ポイントです。ところが勝った回の平均を見ると、北斗の拳 転生の章2が+1,707枚(中央値+725枚)に対し、ミリオンゴッド-神々の軌跡-は+2,316枚(中央値+1,216枚)と、勝ったときの伸びはむしろミリオンゴッド-神々の軌跡-の方が大きいのです。
差が出るのは負けた回の方です。北斗の拳 転生の章2の負けた回の平均は-783枚(中央値-498枚)にとどまるのに対し、ミリオンゴッド-神々の軌跡-は-1,380枚(中央値-1,025枚)まで沈みます。勝ったときの伸び(約1.36倍)よりも、負けたときの重さ(約1.76倍)の方が大きく開いているため、似たような勝率でも平均が大きくマイナスに振れる結果になっています。ミリオンゴッドシリーズはシリーズを通じて一撃の大きさで知られる荒波AT機で、神々の軌跡もその系譜を受け継いでいる以上、今回のデータもその評判と整合的な結果と言えそうです。
この数字をどう捉えるべきか
ここまでの数字を、実感に近い形に置き換えてみます。平均-74枚は、100回遊技すると平均でおよそ-7,400枚のペースです。ただし中央値は-450枚とさらに沈んでおり、「平均的な1回」は平均よりも重い負けに終わりやすいことを示しています。
一方で、収支上位1%の+9,758枚という水準は、100回に1回もない稀な当たりです。「上振れれば大きい」という事実と「平均としては勝ちにくい」という事実は、同じデータの別の側面であり、どちらか一方だけを見て機種の実力を判断すると実態からずれてしまいそうです。
記録数はトップ10の中では中位(9,992件)で、下限の2,000件は十分に超えています。導入から半年に満たない機種のため、記録が積み上がるにつれてこの数字が動く余地があることは踏まえておきたいところです。
まとめ
ここまでの内容を整理すると、ミリオンゴッド-神々の軌跡-は2026年新台の記録数トップ10の中で唯一、平均差枚が大きくマイナスに沈む機種でした。原因は勝率の低さではなく、負けたときの重さが勝ったときの伸びを上回るペースで大きいことにあります。
それでも収支上位1%は+9,758枚に達しており、「勝ちにくいが、当たれば大きい」という荒波機らしい性格が、平均と上位1%という2つの数字の対比にはっきりと表れています。
正直、平均のマイナスだけ見ると厳しい機種に見えるが、上位1%の+9,758枚を見ると「まあミリオンゴッドだしな」と納得してしまった。
調査概要

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