同じ「東京喰種」のパチンコでも、e東京喰種と2026年6月に登場したe東京喰種 超デカ超一撃ver.とでは、回収率に10ポイント以上の差がついています。P-Moneyに集まった両機種の実戦記録34,667件を使って、勝率と回収率を比べてみました。勝率だけならほぼ互角なのに、回収率ではっきり差が出ています。その理由を、勝ったとき・負けたときの差玉、さらに投資額と回収額の大きさまで分解して見ていきます。
※異常値や機種未選択のデータは対象外
この記事の結論
・e東京喰種の回収率は103.89%で、超デカ超一撃ver.の93.83%を10.06ポイント上回る。
・勝率は28.79%対29.37%で、両機種の差は0.58ポイントとほぼ互角。
・差が生まれているのは勝率ではなく勝ったときの伸び方。無印は勝ったときの平均差玉が+12,107玉で、超デカ超一撃ver.の+10,204玉より大きくなっている。
回収率は無印が103.89%で優位、超デカ超一撃ver.との差は10.06pt

e東京喰種2スペックの回収率比較。無印は記録数30,734件で回収率103.89%、超デカ超一撃ver.は3,933件で93.83%。参考としてパチンコ全体平均は929,352件・105.15%。

e東京喰種2スペックとパチンコ全体平均の回収率比較。無印は103.89%、超デカ超一撃ver.は93.83%、パチンコ全体平均は105.15%。
e東京喰種(無印)の回収率は103.89%でした。記録30,734件という厚みのあるデータでも、パチンコ全体平均(105.15%)にはわずかに届きませんが、超デカ超一撃ver.は上回っています。
超デカ超一撃ver.は導入から3か月弱で記録3,933件、回収率は93.83%です。パチンコ全体平均より11.32ポイント低く、無印との差は10.06ポイントとなりました。
参考値のパチンコ全体平均(回収率105.15%、記録929,352件)と比べると、両機種とも平均をやや下回る水準です。
勝率は28.79%対29.37%でほぼ互角

e東京喰種2スペックの勝率比較。無印は記録数30,734件で勝率28.79%、超デカ超一撃ver.は3,933件で29.37%。参考のパチンコ全体平均は32.22%。
e東京喰種の勝率は28.79%。3万件を超える実戦記録でも、安定した水準を保っています。
超デカ超一撃ver.の勝率は29.37%で無印よりわずかに高いのですが、その差は0.58ポイントにとどまります。
両機種ともパチンコ全体平均の32.22%には届いておらず、勝率だけで見るとスペックの違いによる差はほとんど確認できません。
なぜこうなるのか
勝率にほとんど差がないのに回収率で10ポイント以上開くのは、勝ったときの伸び方が違うからです。

e東京喰種2スペックの勝敗別差玉比較。無印は勝ち時の平均差玉+12,107玉・中央値+8,663玉、超デカ超一撃ver.は平均+10,204玉・中央値+6,778玉。負け時の平均差玉はともに約-4,664玉、中央値はいずれも-3,000玉。

e東京喰種2スペックの勝敗別差玉比較。勝ち時は無印が平均+12,107玉・中央値+8,663玉、超デカ超一撃ver.が平均+10,204玉・中央値+6,778玉。負け時は両機種とも平均約-4,664玉、中央値-3,000玉。
e東京喰種は勝ったときの平均差玉が+12,107玉、中央値も+8,663玉。超デカ超一撃ver.の平均+10,204玉・中央値+6,778玉を、どちらも上回っています。
一方、負けたときの下振れ幅を見ると、平均差玉は無印が-4,663.8玉、超デカ超一撃ver.が-4,664.5玉とわずかに差はあるものの、中央値差玉はどちらも-3,000玉(-12,000円)でぴったり一致しています。パチンコの投資額は1万円・1.2万円といったキリのいい金額に集中しやすく、負け記録の分布の真ん中がちょうどそこに落ちるためで、負けの深さに機種差はほとんど見られません。
そこで、勝ったとき・負けたときにそれぞれどれくらい戻ってきたのか、投資と回収の大きさも見てみましょう。

e東京喰種2スペックの勝敗別投資・回収比較。無印は勝ち時平均投資3,564玉・平均回収15,671玉、負け時5,057玉・393玉。超デカ超一撃ver.は勝ち時3,297玉・13,502玉、負け時5,100玉・436玉。
無印は勝ったとき平均3,564玉を投資して15,671玉を回収しており、投資の4.4倍です。超デカ超一撃ver.は平均3,297玉の投資に対して回収13,502玉で、投資の4.1倍にとどまります。勝ったときの投資はむしろ超デカ超一撃ver.の方が少ないのに、戻ってくる回収額は無印の方が大きいというわけです。負けたときは、無印が平均5,057玉の投資に対して回収393玉、超デカ超一撃ver.は平均5,100玉の投資に対して回収436玉で、こちらもほぼ同じ水準。負けの深さに機種差がほとんどないという先ほどの結果とも合っています。
つまり両機種の回収率の差は、当たりやすさ(勝率)や負けたときの投資の大きさではなく、当たったときにどれだけ大きく戻ってくるかという一点に絞られます。超デカ超一撃ver.は「超デカSTART」を売りにした荒い出玉設計と言われていますが、実戦データ上は無印よりも勝ったときの上乗せがむしろ小さく出ています。導入から3か月弱・記録3,933件と、無印の30,734件に比べるとサンプルはまだ薄いので、この傾向が今後の稼働データの蓄積でどう変わっていくか、引き続き追いたいところです。
この数字をどう捉えるべきか
勝率で選ぶなら、無印も超デカ超一撃ver.もほぼ差がありません。どちらを打っても「勝てる日」の頻度はほぼ変わらない、というのが実戦データの結果です。
回収率の10.06ポイント差は、25,000玉あたり約2,500玉にあたる幅です。ただしこれは記録上の平均差なので、1回1回の遊技でそのまま出てくる数字ではありません。
ただし超デカ超一撃ver.はまだ記録3,933件、稼働開始から3か月弱のデータです。無印の30,734件と比べるとサンプルは1/8程度で、今後の記録が積み上がることで回収率が変わる可能性は残ります。現時点の実戦データでは無印がやや優勢、という前提で見るのが妥当です。
まとめ
e東京喰種と超デカ超一撃ver.は勝率でほぼ互角、回収率では無印が10.06ポイント上回るという結果でした。差を生んでいるのは勝率ではなく、勝ったときにどれだけ伸びるかという一点です。投資額・回収額で見ても、勝ったときに戻ってくる金額の伸び方に同じ差が表れていました。超デカ超一撃ver.はまだ記録3,933件と母数が薄いので、この傾向が今後どう動くか、引き続き追っていきたいところです。
調査概要

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