1日に複数のホールを回る「はしご打ち」は、得なのか損なのか。収支管理アプリP-Moneyのパチスロ実戦データをユーザー×日単位で集計し、その日に訪れたホールの数で「単独ホールの日」と「はしごの日(2店以上)」に分け、日単位の勝率・回収率を比較した。対象は1,648,505日分。結果、単独ホールの日の回収率は105.2%だったのに対し、はしごの日は96.5%。8.7ポイントの差がついた。
※2023年~2026年のP-Moneyパチスロ収支記録が対象
単独ホール vs はしご ── 回収率で見ると明暗が分かれる

日次勝率は単独45.7%・はしご43.2%で2.5ポイント差とそこまで大きくない。ところが回収率で見ると、単独ホールの日は全体平均(104.1%)を上回るのに対し、はしごの日は100%を下回り、「マイナスの日」になっている。
2店はしごが最も分が悪く、4店以上はプラス圏まで戻る

訪れたホール数別に見ると、2店(回収率95.2%)がもっとも悪く、3店で100.5%とほぼ収支ゼロまで持ち直し、4店以上になると107.0%と単独ホールを上回るまで戻る。一番多いのは2店回る日(114,250日)で、はしごの日全体の85%を占める。「1店目で欲しい結果が出ず、もう1店だけ回ってみる」という2店はしごが、成績面ではもっとも分が悪いパターンと言える。
はしごをする人は35%、しかし「はしごの日」自体は少数派

対象30,695ユーザーのうち、記録期間中に一度でもはしごをしたことがある人は10,847人(35.3%)。一方で、はしごの日が全体の日数に占める割合は8.2%にとどまる。つまり多くの人が「たまに」はしごをすることはあっても、日常的にはしごを繰り返しているわけではない。
まとめ ── 「もう1店」がプラスを消す?
単独ホールの日の回収率105.2%に対し、はしごの日は96.5%。データ上は「はしご打ちは損」という結果になった。ただし因果関係の向きには注意が必要だ。「はしごをしたから負けた」のか、「1店目で既に負けていたから、取り返そうとしてもう1店回った(いわゆる「深追い」)」のかは、この分析だけでは区別できない。後者だとすれば、はしごの日の低い回収率ははしご自体の効果というより、負けを取り返そうとする行動そのものの結果である可能性が高い。加えて自己申告データである以上、大勝ちした日ほど記録されやすい(報告バイアス)可能性も考慮する必要がある。いずれにしても、「もう1店」が良い結果につながるケースは多くないというのが、このデータからの実感に近い結論だ。
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※本記事は収支管理アプリP-MoneyのユーザーデータをもとにJANBARI編集部が独自に集計・分析・制作したコンテンツです。
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