収支管理アプリ P-Money のパチンコ実戦記録(海物語シリーズ51,916件・LT搭載機397,812件、計449,728件)を対象に、「安定の代名詞」として知られる海物語シリーズと、一撃の伸びしろが大きいLT(ラッキートリガー)搭載機とで、実戦データ上の「ブレ幅」に違いがあるのかを検証した。
※異常値や機種未選択の記録は対象外。また、一部の海物語シリーズにもLT搭載機が存在するが、今回は従来型の海物語シリーズとの対比のため除外
① 基本指標の比較 ― 差玉のブレ幅はLT機がおよそ2.0倍

海物語シリーズとLT搭載機の基本指標を比較。差玉の標準偏差は海物語シリーズの4,552.7玉に対し、LT搭載機は9,093.5玉と約2倍に。
平均差玉は海物語シリーズが+261.8玉、LT搭載機が+285.8玉とどちらもプラスだが、ブレ幅を示す標準偏差は海物語シリーズの4553玉に対しLT搭載機は9094玉と、約2.0倍に達する。回収率も海物語シリーズ(113.1%)がLT搭載機(107.8%)をやや上回っており、少なくともこのデータ上は「海物語は安定して勝ちやすい」というイメージが裏付けられた形だ。
② 大勝ち・大負けともにLT機の方が多く、荒さが際立つ

海物語シリーズとLT搭載機の大勝ち率・大負け率を比較。±5,000玉では大勝ち率が海物語9.3%、LT機17.1%。大負け率は海物語6.8%、LT機19.2%と約2.8倍の差に。
しきい値を上げていくと違いがより鮮明になる。±5,000玉だと大勝ち率は海物語9.3%に対してLT機17.1%と約1.8倍。さらに、大負け率は海物語6.8%に対してLT機19.2%と約2.8倍に達する。つまりLT搭載機は、海物語シリーズと比べて「大きく勝つケース」も「大きく負けるケース」も多い。なかでも大負け率の差がより大きく、LT機のブレ幅の大きさは、上振れ・下振れの両面、とりわけ下振れ側で顕著に表れている。一方、海物語シリーズは大勝ち・大負けのどちらも発生率が低く、LT機と比較して収支の振れ幅が小さい=相対的に安定した遊技になりやすいことがデータからうかがえる。
まとめ ― 「海物語は安定」はデータ的にも本当だった
海物語シリーズとLT搭載機を比較すると、海物語シリーズの方が差玉のブレ幅が小さく、特に大負け率が低いことがデータで確認できた。回収率も海物語シリーズがやや上回っており、「安定の海」という評判は今回の実戦データとも整合する結果になった。ただしLT搭載機は比較的新しい規則の機種群であり、海物語シリーズに比べて蓄積期間が短い機種が多い点には留意したい。
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