10月19日に「P 新世紀エヴァンゲリオン -319 RED-」(以下、エヴァRED)が導入されます。導入を前に、ミドル以上のエヴァのパチンコで、これまで打ち手の収支をよく残してきたのはどの機種なのかを、10月14日までの実戦記録で振り返りました。
記録2,000件以上の4機種で比べると、回収率が最も高かったのは新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~(以下、エヴァ15)の113.36%です。ただし勝率は上位3機種横並びで、回収率の首位も誤差の範囲に収まっています。ここから詳しく見ていきます。
この記事の結論
・エヴァ15の回収率は113.36%で、ミドル以上・記録2,000件以上のエヴァ4機種で首位。ただし2位との差は2.8ポイントで、誤差の範囲。
・勝率はシンエヴァ(カヲル36.26%、レイ36.04%)とエヴァ15(35.91%)の3機種が横並び。大勝ち上位1%を除くとエヴァ15の回収率は102.59%に下がるが、順位は変わらない。
・エヴァ15の勝率は2023年の38.64%から2026年は33.51%へ低下。ただしミドル全体(36.96%→29.51%)の落ち込みより小さく、ミドル全体との差は広がっている。
回収率は未来への咆哮が首位の113.36%、勝率は上位3機種が35〜36%台で横並び

対象は、エヴァのパチンコのうち、ミドル以上で記録が2,000件以上ある4機種です。甘デジとライトミドルは含めていません。各機種の導入日から2026年10月14日までの実戦記録を集計しました。
| 順位 | 機種 | 回収率 | 勝率 | 平均差玉 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 未来への咆哮 | 113.36% | 35.91% | +483玉 |
| 2位 | シン・エヴァ カヲル | 110.55% | 36.26% | +398玉 |
| 3位 | シン・エヴァ レイ | 110.51% | 36.04% | +420玉 |
| 4位 | はじまりの記憶 | 107.18% | 31.06% | +347玉 |
| 参考 | ミドル全体 | 108.38% | 33.38% | - |
| 参考 | ゴジラ対エヴァ G細胞覚醒(2,000件未満) | 120.71% | 35.40% | +540玉 |
| 参考 | ゴジラ対エヴァ2 超デカGOLD299(同) | 105.17% | 29.94% | +164玉 |
| 参考 | ゴジラ対エヴァ セカンドインパクトG(同) | 100.68% | 33.99% | +24玉 |
回収率の1位はエヴァ15の113.36%です。2位のスマパチ シン・エヴァンゲリオン Type カヲル(以下、シン・エヴァ カヲル)と、3位のぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Type レイ(以下、シン・エヴァ レイ)は110.5%台で並び、4位のe新世紀エヴァンゲリオン 〜はじまりの記憶〜(以下、エヴァ17)は107.18%でした。ミドル全体(108.38%)を上回ったのは上位3機種で、はじまりの記憶は1.2ポイント下回ります。
勝率は、シン・エヴァ カヲルの36.26%、シン・エヴァ レイの36.04%、エヴァ15の35.91%と、0.35ポイントの幅に3機種が並びました。いずれもミドル全体(33.38%)を2.5〜2.9ポイント上回ります。一方、はじまりの記憶は31.06%で、ミドル全体を2.3ポイント下回りました。なお、シン・エヴァ カヲルは記録が他より少なめで、勝率には±2ポイント程度の誤差の幅があります。
記録が2,000件に届かないゴジラ対エヴァの3機種は参考扱いです。Pゴジラ対エヴァンゲリオン ~G細胞覚醒~は回収率120.71%とエヴァ15を上回りますが、記録が少なく振れやすい数字のため、順位には入れていません。
首位の差は、勝った回の伸びではなく、負けの浅さと投資額の小ささから
ここで気になるのが、エヴァ15の回収率が高い理由です。勝った回・負けた回の平均を、4機種で並べてみます。
| 機種 | 勝った回 平均/中央値 | 負けた回 平均/中央値 | 差玉の中央値 |
|---|---|---|---|
| 未来への咆哮 | +8,115玉 / +5,425玉 | -3,839玉 / -2,500玉 | -1,125玉 |
| シン・エヴァ レイ | +8,507玉 / +6,000玉 | -4,181玉 / -2,688玉 | -1,240玉 |
| シン・エヴァ カヲル | +7,928玉 / +5,375玉 | -3,916玉 / -2,500玉 | -750玉 |
| はじまりの記憶 | +11,854玉 / +8,625玉 | -4,882玉 / -3,500玉 | -1,818玉 |
エヴァ15とシン・エヴァ レイは、通常時の大当り確率が約1/319.7、ST継続率が約81%と同じです。勝った回の伸びはシン・エヴァ レイのほうが上ですが、未来への咆哮は負けた回が浅く、平均投資額も3,617玉とシン・エヴァ レイの3,996玉より約1割小さいため、投資額に対する戻りで上回っています。
エヴァ17は、LT搭載でST突入率が約61%と3機種より低いスペックです。勝った回の平均は+11,854玉と未来への咆哮の約1.5倍ですが、勝率が低く、負けた回も-4,882玉と深いため、全記録の中央値は-1,818玉と4機種で最も重くなっています。
勝率は2023年の38.64%から2026年は33.51%へ低下、ただしミドル全体の落ち込みより小さい

次に、時期による違いを見てみます。年別に、エヴァ15とシン・エヴァ レイ、ミドル全体のそれぞれの勝率/回収率を並べました(2026年は10月14日まで)。
| 年 | 未来への咆哮 | シン・エヴァ レイ | ミドル全体 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 38.64% / 118.09% | 39.00% / 105.44% | 36.96% / 114.67% |
| 2024年 | 36.28% / 112.94% | 36.47% / 109.65% | 35.31% / 109.28% |
| 2025年 | 35.17% / 111.69% | 34.94% / 115.68% | 32.52% / 107.51% |
| 2026年(〜10/14) | 33.51% / 110.66% | 32.57% / 110.79% | 29.51% / 104.64% |
エヴァ15の勝率は2023年から毎年下がり、2026年は33.51%です。ただし、ミドル全体も36.96%から29.51%へ7.45ポイント下がっており、エヴァ15の下がり幅(5.13ポイント)のほうが小さい結果でした。
ミドル全体との勝率差は2023年の+1.68ポイントから2026年は+4.00ポイントに、回収率差は+3.42ポイントから+6.02ポイントに広がっています。パチンコ全体でも勝率は37.99%から30.07%へ下がっており、勝率の低下は機種固有の事情というより、全体の流れが大きいようです。シン・エヴァ レイも、同じ年ならエヴァ15とほぼ同じ勝率です(2024年は36.47%と36.28%、2025年は34.94%と35.17%)。
もう一つ、打ち方にも変化が出ています。未来への咆哮の平均投資額は2023年の4,261玉から2026年は3,039玉へ約3割減りましたが、ミドル全体は3,830玉から3,834玉でほぼ横ばいです。未来への咆哮は、少額で見切る打ち手が増えた可能性がありますが、今回のデータでは理由までは確認できません。なお、2022年は記録が極端に少ないため、年別の比較から外しています。
まとめ
ここまでの内容を整理すると、エヴァのパチンコ(ミドル以上・記録2,000件以上)で回収率が最も高かったのは、エヴァ15の113.36%でした。ただし2位との差は誤差の範囲で、勝率はシン・エヴァと横並び、大勝ちを除くと102.59%です。一方、勝率が毎年下がる中でも、ミドル全体との差は広がっており、全体が厳しくなるなかで相対的に踏ん張ってきた機種と言えます。
調査概要
・対象データ
収支管理アプリ「P-Money」のエヴァンゲリオン関連パチンコ機種の実戦記録
・対象機種
ミドル以上のエヴァ本編で記録2,000件以上の4機種(未来への咆哮、シン・エヴァ カヲル、シン・エヴァ レイ、はじまりの記憶)。参考として、記録2,000件未満のゴジラ対エヴァ3機種。甘デジ・ライトミドルは対象外。記録の少ないシン・エヴァ Type ゲンドウと2020年以前の機種は比較できないため除外
・対象期間
各機種の導入日〜2026年10月14日。年別は2023年〜2026年(2026年は10月14日まで)。直近3か月は2026年7月15日〜10月14日
・比較対象
ミドル全体は、パチンコのミドル機種全体(エヴァ・LT搭載を含む、機種未選択を除く)。パチンコ全体は機種未選択を除く全パチンコ
・指標の定義
勝率は1回の遊技(1日1機種の記録)で回収額が投資額を上回った割合。回収率は回収額合計÷投資額合計×100。平均差玉は全記録の差玉の単純平均、中央値はちょうど真ん中の記録の差玉。勝った回・負けた回は収支が正・負の記録。「大勝ちを除く」は各機種の収支の上位1%を除いた値。誤差の幅は95%の信頼区間。単位は、4円パチンコの1玉=4円換算で玉に統一
・除外条件
投資額・回収額・収支のいずれかが999999(異常値)の記録、機種の導入日より前の日付の記録
・データの限界
ユーザーの自己申告記録であり、全実戦を網羅したものではない。大勝ちした記録ほど登録されやすい報告バイアスの可能性がある。導入初期の記録が少ない機種があり、機種ごとの記録量に差がある。ホールの条件や設定状況はデータに含まれない。
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