人気の新台は、実際のところ勝っているのでしょうか。2026年6月8日に導入され、2026年9月時点のなな徹の人気機種ランキングで5位に入っていたL戦国乙女5 業火を穿つ宿焔の双刃(以下、戦国乙女5)の実戦記録を10月7日まで追ってみたところ、勝率は39.80%でパチスロ全体並み、平均差枚は+44.8枚とプラスでした。ただし平均がプラスでも、ちょうど真ん中の打ち手の差枚は-300枚で、数字の読み方には注意が必要です。ここから詳しく見ていきます。
この記事の結論
・戦国乙女5の勝率は39.80%でパチスロ全体(40.11%)並み。回収率は103.28%で全体(108.80%)を5.52ポイント下回る。
・平均差枚は+44.8枚だが、中央値は-300枚。上位1%の大勝ちを除くと回収率は95.25%。
・導入3週の95.72%から直近4週の110.91%へ回復。ただしスマスロ仕様26機種の中では回収率20位。
勝率39.80%は全体並み、平均差枚+44.8枚でも回収率103.28%は平均を下回る

導入日の2026年6月8日から10月7日までの戦国乙女5の実戦記録を集計しました。記録は多めで、期間別に分けても比較に耐える厚みがあります。比較の基準には、同じ期間のパチスロ全体を使います。
| 指標 | 戦国乙女5 | パチスロ全体(同期間) |
|---|---|---|
| 勝率 | 39.80% | 40.11% |
| 回収率 | 103.28% | 108.80% |
| 平均差枚 | +44.8枚 | +70.8枚 |
| 平均差枚の中央値 | -300枚 | ― |
| 平均投資額 | 1,366枚 | ― |
勝率は39.80%で、パチスロ全体の40.11%とほぼ同じです。一方、回収率は103.28%と全体の108.80%を5.52ポイント下回り、平均差枚も+44.8枚と全体の+70.8枚に届きません。
同じ期間のスマスロ仕様の機種(導入日以降の記録が2,000件以上の26機種)で見ても、勝率は11位と中位ですが、回収率は20位、平均差枚は17位で、平均(回収率107.86%、平均差枚+63.1枚)を下回る位置でした。同じ新台のスマスロ 北斗の拳 転生の章2は回収率125.24%・平均差枚+180.5枚、L 東京喰種は114.38%・+146.1枚と大きく上回り、ソードアート・オンライン2(100.94%・+15.7枚)やLからくりサーカス2(101.40%・+18.5枚)は戦国乙女5を下回りました。
| 機種 | 回収率 | 平均差枚 |
|---|---|---|
| 北斗の拳 転生の章2 | 125.24% | +180.5枚 |
| L 東京喰種 | 114.38% | +146.1枚 |
| Lからくりサーカス2 | 101.40% | +18.5枚 |
| SAO2 | 100.94% | +15.7枚 |
| 戦国乙女5 | 103.28% | +44.8枚 |
| (参考)スマスロ仕様26機種の平均/中央値 | 107.86% / 106.24% | +63.1枚 / +59.4枚 |
平均差枚+44.8枚の中身は一部の大勝ち、真ん中の打ち手は-300枚
ここで気になるのが、平均差枚がプラスなのに中央値がマイナスという、平均と中央値のズレです。勝った回と負けた回に分けてみます。
| 区分 | 平均 | 中央値 |
|---|---|---|
| 勝った回 | +2,150枚 | +1,400枚 |
| 負けた回 | -1,347枚 | -1,087枚 |
| 全記録の差枚 | +44.8枚 | -300枚 |
| 最大の勝ち | +19,742枚 | ― |
勝った回は平均+2,150枚(中央値+1,400枚)、負けた回は平均-1,347枚(中央値-1,087枚)でした。最大の勝ちは+19,742枚にのぼり、一部の大勝ちが平均を押し上げています。収支の上位1%の大勝ちを除いて回収率を出し直すと、103.28%から95.25%まで約8ポイント下がり、100%を割り込みます。
なな徹の解析では、機械割は設定1の97.9%から設定6の114.9%、AT初当たり確率に大きな設定差があります。上位ATで一撃が出る機種のため、AT機らしく平均が大勝ちに引っ張られる形です。設定の使われ方までは、今回のデータでは確認できません。
導入3週95.72%から直近4週110.91%へ回復も、10月に入って一服
導入直後からの動きも見てみます。
| 期間 | 勝率 | 回収率 | 平均差枚 | 平均投資額 |
|---|---|---|---|---|
| 導入3週(6/8〜6/28) | 39.67% | 95.72% | -67.8枚 | 1,584枚 |
| 中間(6/29〜9/9) | 39.77% | 104.40% | +58.7枚 | 1,333枚 |
| 直近4週(9/10〜10/7) | 40.06% | 110.91% | +132.9枚 | 1,218枚 |
勝率は3期間とも39〜40%台でほとんど動かず、回収率の上昇は勝った回の伸びと、平均投資額の約2割減(1,584枚→1,218枚)による負けの浅さから来ています。
| 月 | 勝率 | 回収率 | 平均差枚 | 平均投資額 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年6月 | 39.48% | 95.89% | -64.2枚 | 1,563枚 |
| 2026年7月 | 40.68% | 103.18% | +44.3枚 | 1,394枚 |
| 2026年8月 | 39.65% | 106.36% | +82.7枚 | 1,301枚 |
| 2026年9月 | 39.52% | 111.15% | +135.1枚 | 1,212枚 |
| 2026年10月 | 37.93% | 99.34% | -8.1枚 | 1,218枚 |
月別の回収率は、6月95.89%、7月103.18%、8月106.36%、9月111.15%と上向いてきたものの、10月(1日〜7日)は99.34%と一服しています。週別でも9月14日週の121.92%から9月21日週の103.34%、9月28日週の113.42%と大きく揺れており、10月5日週は途中の3日分で99.55%でした。出足が弱く、あとから戻る動きは新台に多いもので、戦国乙女5もその範囲に収まっています。
まとめ
ここまでの内容を整理すると、戦国乙女5は勝率39.80%でパチスロ全体並み、平均差枚は+44.8枚とプラスでしたが、中央値は-300枚で、上位1%の大勝ちを除くと回収率は95.25%でした。導入3週の95.72%から直近4週の110.91%へ回復したものの、同じスマスロ仕様26機種の中では回収率20位と、平均を下回る位置です。
人気機種だからといって平均が実力を表しているとは限らず、中央値と大勝ち除外の数字を合わせて見ると、一撃で伸びる分だけ、平均が高めに出る機種だったと言えそうです。
調査概要

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