大きく負けた翌日、それでもホールに向かう人はどれくらいいるのでしょうか。取り返したい気持ちは、パチンコ・パチスロを打つ人なら誰もが覚えのある感覚です。そこで2025年10月から2026年10月3日までのP-Money実戦記録から、1日の合計収支がスロ換算-2,500枚相当以下の「タコ負け」の日を46,965件拾い、翌日の動きを追ってみたところ、45.82%が翌日も打ちに行き、投資額は1.5倍に膨らみ、勝率は35.25%でした。ここから詳しく見ていきます。
この記事の結論
・タコ負けの翌日も45.82%が実戦。プラス日の翌日(52.43%)との差は6.61ポイントにとどまる。
・翌日の投資額はプラス日後の1.5倍。勝率は35.25%で全体平均(37.85%)を2.60ポイント下回り、回収率は99.97%と100%を割る。
・勝率の落ち込みは負けの大きさでは変わらない。小負け後(35.41%)とタコ負け後(35.25%)はほぼ同じ。
タコ負け翌日の継続率は45.82%、投資は1.5倍に膨らんでも勝率は35.25%
2025年10月1日〜2026年10月3日のユーザーごとの1日の合計収支を、前日の結果で3つに分け、翌日の動きを比べました。なお「タコ負け」は、1日の合計収支がスロ換算-2,500枚相当以下の日としています。
| 前日の結果 | 翌日の継続率 | 翌日の勝率 | 翌日の回収率 | 投資額(対プラス日後) |
|---|---|---|---|---|
| プラス日 | 52.43% | 38.41% | 108.74% | 基準 |
| 小負け | 50.67% | 35.41% | 104.03% | 0.98倍 |
| タコ負け(-2,500枚相当以下) | 45.82% | 35.25% | 99.97% | 1.50倍 |
タコ負けした日のうち、翌日にも実戦記録があったのは45.82%でした。プラス日の翌日(52.43%)との差は6.61ポイントで、大きく負けても約2人に1人弱は翌日も打ちに行っています。その分、翌日の投資額はプラス日の翌日の1.5倍に膨らみました。
ところが勝率は、小負け後の35.41%とタコ負け後の35.25%でほぼ同じです。プラス日後の38.41%とは3.16ポイント、全記録の平均37.85%とは2.60ポイントの差があり、回収率はタコ負け後だけ99.97%と100%を割り込みました。
休むかどうかは負けの大きさより普段の稼働量で決まる

ここで気になるのが、継続率の45.82%がどの層の数字なのかという点です。期間内の実戦日数で打ち手を4層に分けて、同じ比較をしてみました。
| 稼働量の層(期間内の実戦日数) | 継続率(プラス日後) | 継続率(タコ負け後) | 投資額倍率 |
|---|---|---|---|
| 150日以上 | 71.14% | 66.52% | 1.48倍 |
| 60〜149日 | 45.96% | 39.52% | 1.52倍 |
| 20〜59日 | 36.22% | 29.28% | 1.49倍 |
| 20日未満 | 31.97% | 27.97% | 1.47倍 |
年150日以上打つ層は、タコ負け後でも66.52%が翌日も打ちに行きます(プラス日後は71.14%)。年20日未満の層は27.97%(同31.97%)でした。どの層でも大負けで翌日の継続率が下がる幅は4.00〜6.94ポイントに収まり、層による打つ頻度の差(約28%〜67%)の方がはるかに大きい形です。
ほぼ毎日ホールに通う層にとっては、負けた翌日も打つのが日常の一部のようで、休むかどうかは負けの大きさよりもふだんの打ち方で決まっていると見られます。
翌日の投資額もこの傾向は同じで、プラス日の翌日に対するタコ負けの翌日の倍率は、4層とも1.47〜1.52倍に収まりました。取り返しに突っ込む度合いは、稼働量が違っても共通しているようです。
| 稼働量の層 | 翌日の勝率(タコ負け後) | 翌日の勝率(小負け後) |
|---|---|---|
| 150日以上 | 33.90% | 34.56% |
| 60〜149日 | 36.61% | 36.27% |
| 20〜59日 | 38.02% | 37.17% |
| 20日未満 | 35.61% | 37.78% |
勝率を層別に見ても、タコ負け後と小負け後に一貫した差はありません。(※ちなみに遊技頻度ごとの収支の違いを検証した記事もあるので、そちらもチェックしてみてください)
負けた翌日の勝率差は約3ポイント、行動の善し悪しを示す数字ではない

まず、数字の大きさを実感に近い形に置き換えてみます。継続率45.82%は約2人に1人弱、プラス日後との勝率差3.16ポイントは100回打って約3回勝敗が入れ替わる計算です。決して小さな差ではありませんが、極端に落ち込むわけでもありません。
次に、この数字が示さないことを整理しておきます。タコ負けの翌日に打ちに行ったから勝率が下がった、とは言い切れません。比べているのは前日がプラスだった日とマイナスだった日で、負けた日と勝った日では、その人の台選びやホール状況の巡り合わせなど、別の要因が重なっている可能性があります。また「翌日に記録がない」は「打たなかった」と同じではなく、記録を付けなかった場合も含みます。自己申告の記録のため、プラス収支の日ほど登録されやすい偏りも勝率を押し上げる方向に働いている点は割り引いて見る必要があります。
まとめ
ここまでの内容を整理すると、タコ負けした翌日も約半数が打ちに行き、投資額は1.5倍に膨らむものの、勝率は小負けの翌日とほぼ変わりませんでした。休むかどうかを分けていたのは負けの大きさより普段の稼働量で、ほぼ毎日打つ層は大負けしても通常運転でした。
負けた翌日も、打つ人はいつもどおり打つ。そんな当たり前の姿が、数字にも出ていました。
調査概要

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