同じ「ソードアート・オンライン」でも、パチスロ版とパチンコ版では打ち味がまるで違います。そこでスロット ソードアート・オンラインⅡ(以下、スマスロSAO2)とeソードアート・オンライン アリシゼーション夜空(以下、夜空)を、単価差(パチスロ1枚=20円・パチンコ1玉=4円)をパチスロの枚数表記に揃えた上で比較してみたところ、勝率はどちらもほぼ互角でした。ただし回収率は夜空がやや上回り、一撃の大きさはスマスロSAO2が上回るという、きれいに分かれる結果になっています――スマスロらしい「ドカン」型とライトミドルらしい「コツコツ」型、それぞれの持ち味がそのまま数字に出た形です。ここから詳しく見ていきます。
この記事の結論
勝率は互角、しかし単位の額面だけでは一撃の大きさを見誤る

スマスロSAO2(記録6,880件)の勝率は32.27%、夜空(記録3,019件)は33.32%で、その差はわずか1.05ポイントです。回収率はSAO2が100.25%、夜空は103.03%で、こちらは夜空の方が2.78ポイント上回ります。
一方、一撃の大きさは逆です。勝った回の平均はSAO2が+3,451枚、夜空はスロ換算で+1,980枚、中央値も+2,450枚対+1,344枚とSAO2が大きく上回ります。上位1%ラインで見ても、SAO2の+10,000枚に対し夜空は+7,151枚です。
勝率はほぼ互角、しかし回収率と一撃には明確な差
アリシゼーション夜空の玉数を、スマスロSAO2と同じ枚単位に揃えて換算(4円÷20円=0.2倍)してみます。この換算後の数字とスマスロSAO2自身の数字を比べると、いずれもスマスロSAO2の方が上回ります。額面の玉数では大きく見えたアリシゼーション夜空ですが、単価を揃えると実際の伸びはスマスロSAO2の方が大きいという結果です。平均投資額もスマスロSAO2の方が1回あたりの投資規模自体が大きいことが背景にあると考えられます。
一撃が大きいのはスマスロらしい結果、回収率の差は投資規模の違いから
スマスロSAO2はスマスロの爆裂ATタイプ、夜空はライトミドル(LT搭載)の一種二種混合機です。スマスロの爆裂AT機は一撃が大きい代わりに負けも深いのが通例で、今回の結果もその型どおり。一撃・投資額ともSAO2が夜空を大きく上回るのは順当と言えます。
負けた回を見ても、SAO2は平均-1,638枚・中央値-1,350枚で、夜空のスロ換算-948枚・-650枚よりはっきり深くなっています。一撃が大きい分、負けも深い、というスマスロらしい構造がそのまま出た形です。
気になるのは回収率の方です。勝率はほぼ互角なのに、なぜ回収率は夜空が上回るのでしょうか。手がかりは投資額の規模にあります。SAO2の平均投資額はスロ換算で1,676枚、夜空は906枚と、SAO2の方が1回あたりの投資規模がおよそ1.85倍大きくなっています。勝率がほぼ同じでも、負けの深さが投資規模に比例して大きくなるぶん、回収率ではSAO2がわずかに伸び悩む形です。
まとめ
ここまでの内容を整理すると、スマスロSAO2とパチンコ版の夜空は、勝率ではほぼ互角でした。差がついたのは回収率と一撃の大きさで、回収率は夜空、一撃はSAO2という、きれいに分かれる結果になっています。
スマスロの爆裂AT機らしい「ドカン」型のSAO2と、ライトミドルらしい「コツコツ」型の夜空。同じ版権でも、機種タイプが変われば立ち回りの中身もこれだけ変わるという一例と言えそうです。
調査概要

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