パチンコ・パチスロの勝率は3年で40.6%→37.9%、勝率が下がっても回収率が変わらない理由

3年前、パチンコ・パチスロを打った日の勝率は平均40.6%でした。今は37.9%まで下がっています。そこでP-Moneyの全実戦記録から、2024年・2025年・2026年の同じ期間(各年1月〜9月27日)を比較してみたところ、勝率は40.62%→38.60%→37.93%と3年連続で下がっている一方、回収率は102.89%→102.90%→102.56%とほぼ変わっていませんでした。勝率が下がっても回収率が変わらないのは、当たった時の伸びが大きくなっているからかもしれません。「辛くなった」のか「荒くなった」のか、詳しく見ていきます。


※本記事のデータはパチンコ・パチスロの合算データとなるため、パチンコの玉数も枚数換算をして枚数で統一表記しています。

この記事の結論

・勝率は2024年40.62%→2025年38.60%→2026年37.93%と3年連続で低下。

・回収率は102.89%→102.90%→102.56%とほぼ変わらず。勝率の低下と回収率の安定が同時に進行。

・勝った回の中央値は650枚→671枚とほぼ一定だが、上位1%は8,198枚→9,141枚に拡大。「荒さ」が広がっている。

勝率は3年で40.62%→37.93%に低下、回収率は102%台で安定

2024年から2026年までの勝率と回収率の比較。勝率が下がっていっているが、回収率はほぼ変わっていないことがわかる。

2024年(記録108万7,292件)の勝率は40.62%、回収率は102.89%でした。2025年(記録124万4,295件)は勝率38.60%・回収率102.90%、2026年(記録112万5,008件)は勝率37.93%・回収率102.56%です。勝率は2024年から2026年で2.69ポイント下がっていますが、回収率は102%台の狭い範囲に収まったままです。

通常、勝率が下がれば回収率も下がりそうに思えますが、今回のデータではそうなっていません。勝ちにくくなった分を、何かが埋め合わせていることになります。

なぜこうなるのか

手がかりは、勝った回の枚数の分布にあります。勝った回の中央値は2024年650枚、2025年668枚、2026年671枚とほぼ一定でした。「ふつうの勝ち方」の大きさは、3年間でほとんど変わっていません。

勝った回の上位1%の中央値と負けた回の下位1%の中央値の比較。年を経るごとにそれぞれ数値が大きくなっていっている。

ところが勝った回の上位1%(かなり大きく勝った回)を見ると、2024年8,198枚、2025年8,897枚、2026年9,141枚と、3年で11.5%拡大しています。負けた回の下位1%(かなり大きく負けた回)も、2024年-3,679枚から2026年-3,875枚へと5.3%拡大しています。中央値はほぼ動かず、上下の極端な値だけが広がっている構造です。

つまりここで起きているのは、当たりにくさが増した「辛さ」ではなく、当たった時・外した時の振れ幅が広がった「荒さ」です。勝率が下がっても回収率が保たれているのは、この振れ幅の拡大(特に上位1%の伸び)が、勝率の低下分を埋め合わせているためと考えられます。

この数字をどう捉えるべきか

ここまでの数字を、実感に近い形に置き換えてみます。勝率が2.69ポイント下がったということは、100回遊技したときに勝つ回数が約3回減る計算です。日常的に体感できるかどうかは微妙な差ですが、確かに勝ちにくくはなっています。

一方で、「回収率が変わっていないから勝ちやすさも変わっていない」と考えるのも誤解です。勝率自体は明確に下がっており、勝ちやすさという意味では以前より厳しくなっています。回収率が保たれているのは、勝った時の上振れが大きくなっているためで、「勝ちにくいが、当たれば以前より大きい」という荒波化の裏付けと見るのが実態に近そうです。

2023年は記録数が他の年の1/8程度と少なく、サービス利用者が今より少なかった時期のため、今回は参考値として扱わず2024〜2026年の3年間を中心に見ています。

まとめ

ここまでの内容を整理すると、パチンコ・パチスロの勝率は3年で40.62%から37.93%まで下がっていましたが、回収率は102%台のまま変わっていませんでした。この背景には、勝った時・負けた時の極端な値が広がる「荒さ」の拡大があり、勝率の低下を埋め合わせていると考えられます。

「辛くなった」という感覚は勝率の低下として実際に表れていますが、それだけでは今回のデータの半分しか説明できません。もう半分は、当たった時の伸びが大きくなった「荒さ」の話です。

正直、回収率が3年間ほとんど変わっていないのには驚いたが、上位1%の伸びを見て「なるほど荒くなったのか」と納得した。

調査概要

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※本記事は収支管理アプリP-MoneyのユーザーデータをもとにJANBARI編集部が独自に集計・分析・制作したコンテンツです。

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この記事を書いた人

金崎シン

JANBARI編集部員としてパチンコ・パチスロに関するデータを日々リサーチ。ユーザーの皆様に役立つ情報を分かりやすくお届けできるよう心掛けています。好きなものは海外サッカーと飲み歩き。

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